チェンソーは、エンジンまたはモーターの動力でソーチェーンを回し、ソーチェーンのなかに有る沢山のカッターが細かく木を切削することで切り進んでいくというのが基本動作です。 すなわち、本体からの力をチェーンの回転として受け止める場所が必要になるのですが、その役割を果たすのが「ドライブリンク」です。 チェンソーに使われるソーチェーンは、通常3種類の部品を連結することで出来ています。 まず、実際に木を切削するための「カッター」、カッターとカッターの間に配置され、連結部分として機能する「タイストラップ」、そして、本体からの動力を受け止める「ドライブリンク」です。 構造としては、中央にドライブリンクがあって、それをタイストラップかカッターが両側から挟み込んで連結、チェーンの形を作っています。 ソーチェーンは、ガイドバーの外側を回る構造になっていますので、必然的に動力はガイドバーの内側から受け取ることになります。そのため、ドライブリンクは内側に対して引っ掛かりになる突起を持っていて、それが本体側のスプロケットに引っかかることでチェーン全体に力を伝えています。 基本的に外側になるドライブリンク上部は、抵抗がないように滑らかな形状をしていますが、キックバックを抑制する目的で出っ張りをつけているパターンも存在します。 |
ソーチェンはこちら! ハスクバーナ・オレゴンなど! 単品からセット商品まで揃う! |
チェンソーは、ソーチェーン上の「カッター」が木に食い込んで切削を繰り返すことで木を削り切るという原理で動作しています。 カッターの刃が木に食い込まなければ切ることが出来ないのですが、あまり深く食い込みすぎても抵抗が強すぎてキックバックが起こったり、駆動が止まってチェンソー内部機関にダメージを与えたりします。 そこで、カッター刃の食い込みをある程度に調整するための機構がカッター自体に備えられているのですが、それを「デプスゲージ」と呼びます。 カッター部は、木に食い込んで切削を行う刃の部分と、他の部品と連結する部分、そして、デプスゲージから成り立ちます。 デプスゲージと刃の部分はちょうど向かい合うような形になっていて、その間が少し開けられています。 この刃とデプスゲージの間の広さが、刃の食い込む深さを決めています。 ちゃんとしたメーカーのソーチェーンでは、このデプスゲージと刃の間の設定がどこかに記されているはずです。 木の種類やチェンソーの大きさ、パワーによって最適なデプスゲージのセッティングは変わってきます。 適切なセッティングのチェーンを使えば、キックバックなどの事故も減りますし、切断効率も疲れ方や振動・音など全ての性能が向上しますので、ソーチェーンを選ぶときには気をつけておきたいところです。 |
|
オレゴンの目立て用品はこちら! ソーチェンの目立て(研摩)には欠かせないヤスリやあると便利な グッズ・用品類が勢揃い! |
チェンソーのソーチェーンは、通常3種類の部品をリベットで連結することで成り立っています。 実際に木に食い込んで切削を行う「カッター」、動力を本体スプロケットから受け取ってチェーンに伝える「ドライブリンク」、そしてチェーンを連結する「タイストラップ」です。 こう書くと、タイストラップには明確な役割が無く、不必要に思えます。 実際、タイストラップ無し、すべてカッターとドライブリンクで構成された「フルカッター」というタイプのソーチェーンも存在し、主に竹などの繊維が密集している材や、硬木などを切断する際に用いられています。 ですので、タイストラップが無くてもソーチェーンとしては確かに機能するのです。 しかし、標準的なソーチェーンにはタイストラップが組み込まれて、カッターと大体交互になるような配置をされているのですが、これにはちゃんと理由があります。 すべてカッターで出来ているフルカッターは、確かに切断速度が上がるのですが、同時に駆動部への負担も大きくなるというデメリットが存在しています。 このため、排気量の小さいチェンソーでフルカッターチェーンを使用するとパワー不足が頻発し、エンジンにもダメージが蓄積します。 また、全てカッターの場合は切り子の排出が悪く、詰まりが発生しやすくもなります。 比較的柔らかい木を切断するときは、適度にカッターの数が少ないほうが都合がよく、その調整のためにタイストラップが用いられているわけです。 |
|
信頼度世界一!オレゴンのソーチェンはこちら! 様々な排気量のチェンソーに適した膨大なラインナップの オレゴンソーチェンシリーズを品揃え! |