チェーンソーが真っ直ぐに切れなくなる原因の一つにソーチェンの偏摩耗が考えられます。ソーチェンはチェンの左右交互にカッターが装着されていますが、このカッターの大きさと切れ味が左右均等でないと、木材を切断した際に斜めに曲がって刃が入っていってしまいます。 ソーチェンの偏摩耗は主に目立ての不良により発生する場合が多く、ソーチェンの目立て時に左右のカッターサイズが揃うように目立て出来て居なかったり、目立てしたカッターの切れ味がある程度均等でないと上記のような症状が発生します。 チェンソーが真っ直ぐに切れず、刃が斜めに進んでしまうようであれば、まずはソーチェンの点検を行ってみましょう。 また、カッターサイズと切れ味が左右均等でないソーチェンを無理に使い続けると、今度はガイドバーとソーチェンの接触面が偏摩耗を起こし、ソーチェンが斜めになった状態で走ってしまい、これもまた刃が斜めに入ってしまう原因になります。 |
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ソーチェンには異常がないのに真っ直ぐに切ることが出来ない場合の原因として、ガイドバーが曲がっている事も考えられます。樹木の伐倒中に誤って木に挟まれてしまった場合等にガイドバーが曲がってしまったりすると真っ直ぐに切れない原因になります。 また、ガイドバー本体の微妙な曲がりによりガイドバーの溝が磨耗する事で、溝が広くなりチェーンが左右に踊り易くなり、切り口が円を描くように曲がるようになってしまいます。 そうなってしまうと、真っ直ぐ切る事が難しくなり、斜めに切ってしまったりする原因になります。 チェーンソーの高い技術を引き出してくれるガイドバーが曲がってしまうと、チェーンソーの力を十分に発揮する事ができなくなってしまうのです。 ガイドバーは交換する事ができるように単品でも販売されているので、手軽に交換する事が可能な部品になっています。溝が広がってしまったガイドバーや曲がってしまったガイドバー、またそれらが原因で真っ直ぐ切ることが出来なくなったチェーンソーのガイドバーは早めに取り替える事をお勧めします。そのまま使い続ける事で、チェーンソーが思わぬ方向に動いたり暴れ出したりする恐れもあり、事故につながりかねない危険性が高まる事にもなりかねません。 |
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ソーチェンやガイドバーが何かしらの不調を抱えている状態で、少し斜めに刃が入ってしまう状況で、知らず知らず真っ直ぐに修正しようと不要な力が入ってしまう場合があります。無駄な力を加える事でチェーンソーがスムーズに動かず、斜めに切れてしまう事があります。 また、肩と腕や手に力を入れすぎる事で、上手にチェーンソーを使いこなす事が難しくなります。確かにしっかり握って持たないと手元が狂ってしまう恐れがありますが、入れすぎにも注意が必要です。力を入れすぎてしまうと余計な力がかかり、真っ直ぐ切る事ができなくなってしまいます。しっかり握るのは、基本、左手だけで十分。右手はアクセルレバーを軽く握る程度で良いと言われています。 また、肩に力は抜き、チェーンソーの重みのみで切るようにすると、簡単に真っ直ぐ切ることが出来ます。例えば、右回りに切れることが多い場合は、右手に力が強く加わっている事が考えられます。 その他にも、ソーチェーンを真上から見て左右に傾いていないかを確認してから作業に入る事も大切。真っ直ぐ切ることが出来なくて、故障かなと思う前に一度これらの事に気を付けて作業を行う事でチェーンソー自体のトラブルではなく、使い方だったと分かる事もあります。 |
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