チェーンソーの中でもエンジン式のタイプにおいては焼き付きを常に意識して使用しなければなりません。 エンジンはシリンダー内でピストンが高速で上下する事によってそれを動力にしてソーチェンを回転させています。エンジン焼き付きはそのピストン、またはシリンダーが破損、傷を負ってしまう状態、またはピストン、シリンダーが熱によって融解、溶着してしまった状態を指します。焼き付きを起こしたエンジンは必ず何かしらの症状が発現するので、エンジン焼き付きが発生すればすぐにわかるはずです。 エンジン内はとても精巧に作られており、中でもシリンダーとピストンに至っては隙間が殆どないほどの緻密な構造となっています。隙間があれば燃料の爆発によって得られる動力を逃がす事になりますから隙間は少ない方が良いのですが、そこで必要となるのが潤滑油となるエンジンオイルとなります。 焼き付きを起こしてしまった場合はピストン、シリンダーの交換をするしか直す手立てはなく、修理費用も通常の部品交換とは比較にならないほど高額になってしまうので注意しましょう。焼き付きはチェーンソーに限らずエンジン駆動をする車やバイク、草刈機などでも発生しますので覚えておいた方が良い事象です。 |
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焼き付きの原因はほとんどの場合エンジンオイルの潤滑不足か燃焼室への異物混入です。ピストンを円滑に動かす為には潤滑油となるオイルが必要不可欠で、これが無くなった場合、高い確率で焼き付きが発生します。 シリンダー内部は高速で移動するピストンによって熱が発生していますが、ピストンの間に油膜がある事で熱を逃しながら駆動する事が可能になります。 しかしオイル切れを起こした場合にはピストンとシリンダーの間にある油膜が無くなり直に金属が触れ合う事になってしまいます。高速で動くピストンと、擦れる事になるシリンダーの双方の摩擦熱はどんどん増えていき、やがて接触面が膨張、最終的に溶着と至りエンジンが止まってしまうというわけです。 エンジン式チェーンソーはパワーも強く燃料があれば使用し続ける事が出来ますが、一度焼き付いてしまったエンジンは、修理しない限り二度と正常に動作しないので、焼き付きを起こしてしまった場合には素直に諦めて修理するか買い替えを検討するしかありません。 焼き付きの原因は他にもガソリンとオイルとの混合比が悪かったり、粗悪品のオイルを使用した場合にも発生します。バイク用のオイルではなく高負荷にも耐えられるチェーンソー専用のオイルを必ず購入してエンジンの焼き付きを予防しましょう。 |
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エンジンを焼き付かせない為には定期的なメンテナンスが必須となります。 |
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