チェーンブレーキは、チェーンソー(チェンソー)の本体に取り付けられている装置です。作業をする中で、時としてチェーンの回転を緊急で止める必要に迫られることがあります。そのような時に、チェーンを短時間で強制的に停止させるのが、チェーンブレーキです。 チェーンブレーキは、全てのチェーンソー(チェンソー)に搭載されているわけではありません。労働安全衛生法によってチェーンブレーキの搭載が義務付けられているのは、エンジンの排気量が40cc以上の製品に限られています。従ってエンジンの排気量が40cc未満の製品の中には、チェーンブレーキが搭載されていない製品も存在します。 チェーンブレーキが搭載されているチェーンソー(チェンソー)では、ハンドガードの部分がブレーキレバーの役割を持っています。ブレーキレバーが前に倒されることにより、チェーンにブレーキがかかって回転が止まる仕組みです。 通常のチェーンブレーキは、レバーが倒されることによってブレーキがかかります。チェーンブレーキの中には、急激な動きを感知して自動的にブレーキがかかるものもあります。このブレーキは慣性自動チェーンブレーキと呼ばれており慣性自動チェーンブレーキを搭載した製品は、通常のチェーンブレーキを搭載した製品と比べ、より安全に作業を行うことが可能です。 |
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チェーンブレーキは、作業者の安全を高めるために備えられている装置です。チェーンソー(チェンソー)の刃(チェーン)は、停止している状態でも取り扱いに気を付ける必要があるほど、危険なパーツです。 しかし、チェーンに触れた時の危険度で言えば、チェーンが停止している時よりも、回転している時の方が格段に危険度が上がります。そのためチェーンブレーキは、作業者が不用意に回転中のチェーンに触れる危険を、可能な限り減らす目的で装備されています。 通常であれば、動作中に作業者がチェーンに触れるような事はありません。しかし、チェーンソー(チェンソー)が思わぬ動きをした時には、チェーンに接触してしまう事故が発生する可能性があります。このような状況になった時に、いち早くチェーンの回転を停止させる役目を担っているのが、チェーンブレーキなのです。 チェーンソー(チェンソー)は非常に便利な機械です。ノコギリなどを使って、手作業で木を切ることに比べると、とても短時間で作業を終えることが出来ます。しかし、使い方を誤ったり、注意がおろそかになった時には、大きな危険が伴う機械でもあります。そのような時でも、事故が起きるのを未然に防ぐための役割が、チェーンブレーキにはあるのです。 |
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チェーンブレーキが役に立つ(作動する)のは、主に二つの場面です。一つは、エンジンを始動させる時です。チェーンブレーキを搭載しているチェーンソー(チェンソー)を始動するときは、チェーンブレーキのレバーを前方に倒し、ブレーキをかけた状態にします。ブレーキをかけた状態でエンジンをかけることで、エンジンが始動した時にチェーンが回転するのを防ぐことが出来ます。 また、チェーンブレーキが作動するもう一つの場面は、作業中になります。作業をしている時に、思わぬことでチェーンソー(チェンソー)が跳ね上がることがあります。これはキックバックと呼ばれる現象で、チェーンソー(チェンソー)を使用する時にはこの現象に特に気を付ける必要があります。キックバックは、ガイドバーの先端部分が木などに触れたときにチェーンの回転によってガイドバーが急激に上に動こうとすることで生じます。キックバックが起こると、ガイドバーが肩や顔などにぶつかる危険があります。このときチェーンが回転していると、大きな事故に繋がりかねません。 チェーンブレーキが搭載されている場合、キックバックが発生した時に左手がレバーに当たってブレーキがかかります。これにより回転中のチェーンに接触するリスクを下げることが出来ます。また、慣性自動チェーンブレーキを搭載した製品は、左手がレバーに当たらなくてもキックバックで生じた急激な動きに反応して、自動でブレーキがかかります。より安全を重視するのであれば、慣性自動チェーンブレーキを搭載した製品の使用をおすすめします。 |
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