何の異常もなく使えていたチェーンソー(チェンソー)でも、調子が悪くなったり、動かなくなることがあります。機械である以上は不調や故障というものは避けることが出来ません。完全に故障してしまった場合には修理に出すしかないこともありますが、ちょっとしたことがきっかけとなって、チェーンソー(チェンソー)が動かなくなっている可能性もあります。点検・修理に出す前に、まずは自分で出来る範囲のチェックをしてみましょう。 多くのメーカーでは、チェーンソー(チェンソー)が不調になった時の対応方法を取り扱い説明書に記載しています。大抵の場合は説明書の後半部分に「故障のときは」とか「故障診断表」といったものが記載されています。これを参考にして対処することで、点検に出さなくても自己解決できることがあります。 購入時に付属している取り扱い説明書は操作方法の説明だけでなく不調時の対応方法についても書かれています。説明書はいつでも取り出して読める場所に保管しておきましょう。万が一取り扱い説明書を無くしてしまった場合は、基本的に再配布は行われませんがメーカーのhジョームページ上で取り扱い説明書の閲覧ができるサービスを提供しているメーカーもあります。使用しているメーカーのホームページを一度確認してみてください。 |
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チェーンソー(チェンソー)のエンジンがかからなくてお困りなら、まずは始動手順の再確認をしてみましょう。手順の一部が抜けていたためにエンジンがかからないということも珍しくありません。 では、実際にチェーンソー(チェンソー)のエンジンを始動させる手順を確認してみましょう。まずは燃料タンクに燃料が入っていることを確認してください。長期間保管する際に燃料を抜いておいたことを忘れて、タンクの燃料が空のままでエンジンをかけようとしている場合があります。 燃料が入っていることを確認したら、チェーンブレーキが搭載されている製品ではブレーキをかけておきましょう。そしてエンジンスイッチが始動位置になっていることを確認します。エンジンスイッチが始動位置になっていないと、いくらスターターグリップを引いてもエンジンはかかりません。 次にプライマリポンプを数回押して、燃料を行き渡らせます。そのあとチョークを始動位置にすれば、始動の準備は完了です。本体を安定した地面に置いて、右足でフレームを押さえます。そして左手でハンドルを掴んだ状態で、右手でスターターグリップグリップを引いてください。 上記で紹介したのは、あくまでも一般的なチェーンソー(チェンソー)のエンジン始動手順です。お使いの製品によっては、多少の違いがあることもあります。詳しくは、製品に付属している取り扱い説明書を確認してください。 |
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エンジン式のチェーンソー(チェンソー)は、2サイクル式のエンジンを搭載しており、燃料には混合燃料を使用します。混合燃料は、ガソリンとエンジンオイルを混ぜて作られる燃料で、長期間使わずに置いておくと変質することがあります。チェーンソー(チェンソー)のエンジンがかからない場合、タンクに入っている燃料が変質している可能性があります。 燃料が変質すると見た目や匂いに変化が現れることがあります。ガソリンに含まれているアルケンが酸化すると蟻酸や酢酸といった物質に変化し刺激臭を放ちます。また、空気中の水分を取り込むと色が白く濁って変色することがありますし、成分が揮発することによっても見た目に変化が現れることがあります。このような異常が見られた場合は、絶対に燃料として使用しないでください。 長期間チェーンソー(チェンソー)を使わない時は、あらかじめ燃料を抜いておくようにしましょう。燃料タンクに燃料を残したまま長期間放置してしまうと、タンク内の燃料が変質してしまいます。変質を起こした燃料ではエンジンがかからないばかりか、本体自体を壊してしまう可能性があります。たかが燃料と侮らず、できるだけ新しい燃料を使用するように心がけてください。 |
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