エンジンを掛けるにはまず燃料を給油しなければなりません。チェーンソー(チェンソー)で使用する燃料は、ガソリンとエンジンオイルを混ぜた混合燃料です。混合燃料は、自分でガソリンとエンジンオイルを混ぜて作ることも出来ますし、予め混合された状態で販売されているものを購入して使うことも出来ます。いずれにしても、使用する混合燃料は製品が指定するエンジンオイルを使い、指定された比率でガソリンと混合されているものにしてください。 多くのチェーンソー(チェンソー)には、2つのタンクキャップが設けられています。一つは燃料タンクのキャップで、もう一つはチェーンオイルタンクのキャップです。燃料を給油する際は、間違えてチェーンオイルタンクに燃料を入れてしまわないように気を付けてください。ガソリンスタンドのマークが付いている方が、燃料タンクです。迷ったら取り扱い説明書を読んで確認してください。 燃料を給油する際は、周りに火の気が無いことを必ず確認してください。火の気があると、気化した燃料に引火する可能性があり、大変危険です。また、燃料を給油するときは、ゆっくりとタンクに注ぐようにしてください。勢いよく注いでしまうと、燃料があふれる危険があります。万が一燃料があふれてしまった場合は、ウエスなどを使って拭き取るようにしてください。チェーンソー(チェンソー)に燃料がかかったままで、エンジンを始動しないよう気を付けてください。 |
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チェーンソー(チェンソー)のエンジンを始動する手順は、温まっている時と冷えている時で異なる部分があります。しばらくエンジンを稼働させた後は、エンジンが温まっているため、エンジンの始動も比較的スムーズに出来ます。しかし、その日初めてエンジンを始動する時や、しばらく休憩で休ませていた場合には、エンジンが冷えて掛りにくい状態になっています。そのような時は、エンジンの掛りにくさを補うための仕組みを使って、エンジンの始動を試みます。 エンジンが冷えている時だけに追加で行う手順は、二つあります。一つは、プライマリーポンプを押して、燃料が上がるのを確認することです。プライマリーポンプは、チェーンソー(チェンソー)の本体に取り付けられていて、キャブレターに燃料を送るために使います。見た目は半球状で、透明な樹脂製のパーツです。しばらくエンジンを掛けていない状態では、燃料がキャブレターまで届いていません。そのため、予めプライマリーポンプで燃料を送ったうえで、始動の操作を行います。 もう一つの手順は、チョークノブの操作です。エンジンが冷えた状態で始動するときは、チョークノブを閉じる状態にして始動操作を行います。チョークを閉じることで、エンジンに供給される燃料の割合が多くなります。そうすることで、エンジンが冷えている時でも、チェーンソー(チェンソー)のエンジンが掛りやすくなる効果があります。 |
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実際にチェーンソー(チェンソー)のエンジンを始動させるまでの流れを順を追って確認してみましょう。 まずは燃料タンクに燃料を給油します。燃料はメーカーが指定する条件に合ったものを使用してください。次に、チェーンブレーキが搭載されている製品ではハンドガードを倒してチェーンブレーキをかけます。そして、エンジンスイッチを操作してスイッチを始動の位置にしてください。エンジンが冷えている状態から始動する場合には、プライマリーポンプを押して燃料が上がるのを確認し、チョークノブを操作してチョークを閉じます。 ここまでの操作が完了したら、いよいよエンジンを始動させます。チェーンソー(チェンソー)を安定した地面の上に置いてください。このとき、本体の周りに障害物が無いことを確かめてください。右足で本体のフレームを押さえて、左手はフロントハンドルを握ります。右手でスターターグリップを握ったら、まずは軽くグリップを引き出して、そのあと素早くグリップを引きます。このときロープは最後まで引き出さないように注意してください。また、グリップを戻す時は途中で手を離さないように気を付けましょう。 エンジンが始動したら、チョークノブを元の位置に戻して、チェーンブレーキを解除します。冷えた状態でエンジンを始動した時は、その後暖機運転を行ってください。 以上が一般的なチェーンソー(チェンソー)の始動手順です。製品によっては細かな点が異なることもあります。実際に始動する際は、取り扱い説明書をよく読んでから行うようにしてください。 |
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