チェーンソーの刃はとにかく切れなければなりません。 どんなに丁寧にうまく使用していても、刃というものは物を切るごとに摩耗していき、切れ味が悪くなるのが普通です。 切れにくくなったままのチェーンソーで木を切ろうとすると、刃が立たずに跳ね返されたり、切っている途中で木に食い込んで挟まってしまったりと危険です。 そんな状態を回避するために、ソーチェンは定期的に目立てを行って、刃を鋭い状態に保っておくようにします。 とはいえ慣れていない人がやすりを片手にいきなり目立てをとするのは難しく、切れ味が改善できないままに、いたずらに刃を削ってしまう羽目にもなりかねません。 目立てゲージは、目立てをスムーズに行うための道具です。目立てゲージを使うことで正確に刃の角度を調整していくことができ、切れ味を確実に回復させることが可能です。 目立てゲージにも色々あります。一番には大きさによる違いで、大きい目立てゲージほど正確に目立ての目安を示してくれます。小さいものは正確さの面では劣りますが携帯がしやすく、作業中にちょっと切れ味を回復させたいときなどに便利です。 また固有のソーチェンに対応した目立てゲージと、そうではなく色々な刃に使えるマルチの目立てゲージとがあるので、くれぐれも使用しているものに合わせた選択を行いましょう。 |
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ソーチェンには、チェーンソーの刃が木に食い込み過ぎないように調整する仕組みがあります。 それがデプスです。 ソーチェンの前方に出ている、突起物のようなものがデプスで、通常はこのデプスと刃との隙間から木に切りこんでいくことになります。 しかしチェーンソーの使用を続けていき、切れ味が悪くなるごとに目立てをしていくと、刃の部分がデプスよりも低くなってしまい、快適に使用することができなくなってしまいます。そうなったときには、刃に合わせてデプスも一緒に削っていくということが必要になります。 デプスの高さというのは繊細なもので、削りすぎてもいけません。 適当に平ヤスリをかけていくわけにもいかず、目安を作ってそれに沿って削ってみるのが無難となります。 コンビゲージは通常の目立てゲージに加え、デプスゲージとしてのガイドもついた道具で、デプスのメンテナンスはこれを使って行っていくと無理がありません。目立てゲージについた鉄板のようなもの、そのデプスゲージの部分を使って、平行にヤスリを入れていきましょう。 通常の目立てに対して、デプスゲージを使用した目立てはそう頻繁にする必要はありません。目立てをして刃が目に見えて減ってきたなと感じたときには、デプスゲージを使って削ってみるといいでしょう。 |
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チェーンソーとして快適に木を切るためには、ソーチェンの定期的な目立てが必要ですが、目立てを行うにも熟練の技が要るものです。 適当にヤスリをかけて削ればいいというものでもないのが、目立ての厄介なところといえるかもしれません。 オレゴン社のパワーシャープは、そんなチェーンソーの目立てを自動に行ってしまえる道具です。 大型の機械ではなく持ち運びにも便利なサイズなので、作業中に切れ味が悪くなったから目立てを行うという時にも役立ちます。 パワーシャープは既存のチェーンソーの先端部分に、装着する形で使用します。ガイドバーを挟むようにして取り付け、準備は完了。あとはパワーシャープが数秒で刃を削り、切れ味を回復してくれます。 パワーシャープは細かい調整をすることなく簡単に使用でき、誰でも素早く目立てを行えるのがメリットで、チェーンソーの使用に慣れていない初心者から、頻繁に目立てをするという上級者まで幅広く活用が可能な道具です。 注意するべき点は全てのソーチェンに対応しているわけではないというところで、利用する前のチェックが不可欠です。 手作業で行う目立てに比べると、効果はやや控えめなので、状況に応じて使い分けていくと、作業はより快適なものになるでしょう。 |
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