チャプスとは、チェーンソー(チェンソー)を使用する際に怪我を防止するために着用する防護服の一種で、内部に特殊な防刃繊維などを封入した主に下半身を保護する用品です。 乗馬で足の保護にチャップスが使用されますが、それとは内容が全く異なるのがチェーンソー用のチャップスです。 使い方は作業着のズボンの上に巻きつけるように使うもので、腰部からヒザ下にかけていくつかのバックルがついており、作業中にズレ落ちないように固定をしていきます。腰の部分と両太ももの部分、そして両膝裏の部分の5箇所を固定していくタイプのものや、着脱が容易な2点ストラップのものなどがあります。 なぜチャップスを着用することでチェーンソー(チェンソー)によるケガを防げるかというと、ゴムや皮革の材質により貫通しにくいだけでなく、チェーンソーの刃がチャップスに接触した瞬間、特殊繊維がチェーンソー(チェンソー)の刃へ巻き付いていくので回転がストップし、脚の切断など大事故を防いでくれます。商品によっては内部がが7層構造となっており、より刃に巻きつき易くしている製品もあります。生地にもよりますが多くのチャップスが耐油仕様となっておりますので作業中の汚れを防げます。 |
チェーンソーチャップスはこちら! 重大な事故が発生するまえに! 安全装備のチャップスを! |
チェーンソー(チェンソー)で怪我をすると鋭利な刃物などでスッパリと切ってしまった時に比べて、傷が治りにくいと言われています。 それは刃が高速で回転しているためエンジンをストップする前に皮膚をズタズタにしてしまい、傷の状態が荒くなってしまうからです。また、木を伐採していると細かい木屑が舞っており、刃先にも多数ついていますので傷の中へ入り込んでしまいます。 もちろん病院では丁寧に洗浄を行った上で傷口を縫っていきますが、チェーンソー(チェンソー)ですと大怪我の場合は100針以上も縫わなければならない場合もあるため、全ての木屑を取り去ることが難しく、万が一そのまま傷を塞いでしまえば化膿してしまい治りが遅くなってしまいます。 右利きの人が機械を操作していることが多いため左脚や左手を負傷しやすく、木を切る際に勢いで左脚に刃が当たってしまったり機械を支えきれずに左手に当たったりしてしまうのです。また木だけでなく釘などの金属部分や石などに刃先が触れてしまうと大きな反動が起こり、機械を支えきれなくなることもあります。 さらにチェーンのたるみなども大事故の要因になりますので、チェーンソー(チェンソー)で治りにくい怪我を負わないよう使用中の注意やメンテナンスを怠ってはなりません。 |
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チャップス以外にも防刃ウェアはあります! 靴からズボン、ジャケットまで!! 充実の安全装備でチェンソー使用を!! |
チャップスは生地が厚く表面のナイロン生地なども通気性がそれほどよくないことがあるのでズボン内に熱がこもりがちです。そのためチェーンソー(チェンソー)使用時に着用を嫌うユーザーも散見しますが、とても危険なことなので安全のためにも必ず着用しましょう。 確かにチャップスを装備すれば通常の作業着よりも動き難く感じる場面もあるかとは思います。 また、ナイロンなど通気性の悪い素材を多用している製品が多く蒸れやすいので夏場は嫌厭されがちですし、そもそも価格が1万円以上する製品が殆どで決して安いものでもありません。 しかし、一時の快適性や金銭的な理由を優先することにより、あなたの体にチェンソーによる一生残る傷跡が残ったり、足や指を失ってしまう可能性、さらに最悪の場合は命を落とす可能性だってゼロではありません。 繰り返し何度でも言います、チェンソーは危険な機械です。 チェンソー使用時にはチャップスをはじめ、必ず各部の防護を行ってください。 |
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