基本の事実として、チェーンソーに使うエンジンオイルは2サイクルエンジンオイルであるということを忘れてはいけません。バイクオイルであろうがそうではなかろうが、2サイクルオイルを求めている機械に4サイクルエンジンオイルを使うことはできません。 同じオイルなのだし、原料は同じはず。 ただパワーが足りないくらいの問題だろうと自己判断で手持ちの4サイクルオイルを使用してしまう人がいますが、その認識は全くの間違いであり危険です。 2か4かという違いはけして小さなものではなく、エンジンの構造が絡んだ根底を覆す違いなのです。電池でいえばアルカリかマンガンか、単一か単四かという違い以上に大きなものになります。 4サイクルエンジンオイルには、2サイクルオイルを求めているチェーンソーを動かせるだけの能力がなく、エンジンを空回りさせる原因となります。正常に動かないエンジンは、それを続けることで致命的に壊れてしまうかもしれません。 正しいオイルを使用しても起動しなくなるのです。 チェーンソーが古い新しいの問題ではないので、絶対に4サイクルエンジンオイルは使用しないようにしましょう。 そもそも選択肢の中に入らない、論外のオイルであるということを肝に銘じてください。 |
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二輪車用の2サイクルオイルは、チェーンソーを動かすオイルよりも能力の低いものになります。 これは質の問題ではなく、使用対象である機械を動かすためのエンジンの回転数の違いで生じるものです。 乗り物と機具という違いで、乗り物の方が大きな力を必要とすると思われるかもしれません。 大は小をかねるという理由で、二輪車用のオイルを使おうと考える方もいらっしゃるでしょう。 しかしチェーンソーは原付などよりも必要な回転数が多いので、実際は二輪車用のオイルよりもグレードが高いものが求められます。 つまり二輪車用のオイルを使うということは、大きな力を求めている機械を少ない力で動かそうとしていることに相違ありません。 質の劣ったオイルで無理やり動かすことになりますから、当然その働きには無理が出てきます。 エンジンが焼きついたりかぶってしまったり、負担ばかりが大きくなるので、消耗は正しい使い方をしている時とは比較できないほど早くなります。 同じ2サイクルオイルですから、動かせないわけではありません。 なまじ起動することがあるせいで、逆に疑問を感じずに使い続けてしまうかもしれません。しかし見えない被害は確実に広まっていきます。 長くチェーンソーを使いたい人には、おすすめできないオイルです。 |
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チェンソーを動かすオイルを購入するのなら、やはりチェンソーメーカー製のものを選ぶのが一番です。最初からその機械を動かすように開発されているオイルですので、あらゆる意味で間違いがありません。 メーカー製品ではないオイルを工夫して使うことは出来るでしょう。 しかしそれは、とりあえずの動きはキープするというだけのことです。 機械というのは、起動すればよいというものではありません。 その機械を長く使うためにはできるだけ負担なく起動して、最低限の力でスムーズに動かすことが必要になるのです。 そんな使い方をしていく上で、メーカーが製品のために製作したオイルは大きな力となります。 メーカー製のオイルは、汎用性に欠けるところとやや割高なところがマイナスポイントとして存在しています。とはいえそのデメリットを避けるためにむやみに別のオイルを使用すれば、場合によってはチェンソー本体自体が壊れ、些細な問題点を覆す大きなデメリットをこうむることになりかねません。 オイルの仕組みがよくわからないというのなら、尚更メーカー製のものを選んでいきましょう。 必要以上に手をかけずとも機械を傷付けずに使える安心感は、他のオイルでは得ることのできないものですよ。 |
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