チェーンソーを動かすための混合燃料は少量であれば出来合いの缶入り混合燃料を使用するのがおすすめですが、ある程度の量が必要になった場合は基本的に自分で作ることとなります。この時に重要なのは2サイクルエンジンで利用するオイルです。この品質が劣化している状態だと間違いなく混合燃料も悪いものとなります。オイルというのは年々劣化するものですから、出来る限り新しいものを購入して利用してください。古いものを使うと破損の原因となります。 最大の原因はオイルに酸化が発生するためです。正しく保管することによってある程度は保存することができるのですが、開封済のオイルはどうしても空気に触れる機会が多くなってしまいます。これがオイルの酸化というものを引き起こしてしまい、性能を劣化させる原因となります。またオイルに湿気や水滴が混ざると白色に白濁する「乳化」が発生し完全に使用出来なくなってしまいます。 チェーンソーを少しでも長持ちさせるためにも、混合燃料が原因で壊れたなんてことは避けなければなりません。燃料を作る場合はエンジンオイルの品質に注意して、出来る限り新しいものを購入してから作ってください。また誤って4サイクルエンジンのオイルを使って作らないよう、購入するオイルはしっかりと確かめることも重要となります。 |
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混合燃料を作る際は、エンジンオイルに表記されている比率でガソリンと混ぜることとなります。チェーンソーに利用する混合燃料は混合する2サイクルエンジンオイル指定の割合で入れなければ動作に不具合が出るだけでなく、破損の要因を作ることがあります。そのためエンジンオイルに書かれている比率で入れるようにしてください。具体的には50:1や40:1、25:1などです。 この割合ですが、左の数値はガソリンの比率を指します。そして右の数値ががエンジンオイルの割合です。つまり50:1ならガソリン50に対してエンジンオイルは1で混合しなくてはなりません。これ以外の割合で混ぜるとエンジンオイルが本来持つ性能が発揮されず、エンジンが故障する可能性があります。適切な割合とするために、混合燃料の作成時にはガソリンとオイルの量を正確に計量する必要があります。 指定の割合はオイルの銘柄によって異なっているので、必ず使用するエンジンオイルの表示にしたがって混合してください。チェンソーメーカーが発売しているエンジンオイルであれば、現在では50:1や40:1が主流ですが、二輪車用や汎用のオイルには30:1や100:1など別の割合となっている物もあるので確認を怠ってはいけません。購入後は指定の割合で混ぜるため、混合計量容器などを使用するのがお勧めです。 |
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チェーンソーをあまり利用しない方や、混合燃料の作成に自信のない方には混合燃料となった状態で販売されている物がお薦めです。缶に入ったものであれば、エンジン機器を販売しているインターネット通販サイトや、ホームセンターなどで手軽に入手可能です。また、専門の農業機械店や林業機械店で販売している場合もあります。混合燃料の既製品には汎用の混合燃料も数多く販売されていますが、できるだけ「小型農機用」や「チェンソー用」、「草刈機(刈払機)用」と表記された商品を選ぶのが良いでしょう。 既成品の混合燃料は混合済みの燃料となっているため、自分で混ぜる必要性はありません。面倒な混合比率の計算をすることもなく、またガソリンと混合燃料を間違えないように別々に両者を分けて保管をすることもありません。そのため保管が楽になるので便利ではあるのですが、中には品質の低い混合燃料も存在します。初心者の方は混乱してしまう要因ですから、出来ればチェンソーメーカーから発売されている商品を購入してください。 あまりチェーンソーを動かさない方はそんなに多くの燃料を購入する必要はないので、少量の1L入りタイプを購入するなどして、できるだけ1回の作業で使いきれる量の混合燃料を選ぶと保管の手間もなく安全です。缶入りの混合燃料の中には保管方法が適切なら数年保管出来る燃料や、エンジン洗浄剤が入っているものもありますので使用環境や用途によって使い分けるのがよいでしょう。 |
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