車とは違いエンジンが完全に覆われていないチェーンソーは雨天時の使用では故障する場合があります。 小型軽量化の進むチェーンソーは小型のエンジンとはいえ吸気から排気まで普通のエンジンと大まかな仕組みに関して大差はありません。 車であれば走行中、停車中に限らずほぼ変わらない角度でエンジンを保持出来ますが、様々な角度で使用する事が前提のチェーンソーはそうはいきません。 吸気にはエアクリーナーエレメントを装備していますが、これは防水のためのものではありません。あくまでも空気中のゴミをフィルタリングする部品ですので、水の新入を防ぐことが出来ないのです。 雨の中でチェーンソーを使用していて、万が一エンジン内部に水が入ってしまうとガソリンやオイルと干渉しエンジンが不安定になったり、エンジン内部でオイルが回らずに潤滑が切れて焼き付きを起こしエンジンが完全に壊れてしまう場合もあるのです。 焼き付きを起こしてしまっった場合にはシリンダーやピストンの交換が必要となり修理費が高くついてしまいます。作業日の天気予報を確認するのは当然ですが天候の変わりやすい山間部においては雨の兆しを感じたら速やかに作業を止め、様子を見るなどの対策が必要です。 |
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チェーンソーは刃が回転する事によって切断を可能としていますが、回転部は刃が剥き出しとなっている為に使用の際は十分気を付ける必要があります。 材木の切断作業では基本姿勢を守る事が第一となりますが、それでも事故が発生してしまうこともあります。まして雨天の中で作業を行うとなれば危険度は更に増加し、雨水によって手が滑る、足場が悪く踏ん張りが効かないという状況下で作業する事になるので雨天での作業は絶対に止めるようにしましょう。 通常チェーンソーはハンドルのスロットルによって回転を制御する事になりますが、スロットルトリガーを離したからといって回っている刃がすぐに止まるわけではありません。 それまでの回転の惰性によって刃は回転を続けながら徐々に停止に至りますので、手を滑らせたり転んだ場合にはチェーンソーが手から離れ、それが体に当たり重症を負うという危険が常に付き纏います。 エンジンをかけたまま持ち運びをしない、作業場所の足場の確認などルールを守って作業をする事で危険度を大きく下げる事が出来ますので励行するようにしてください。複数人で作業を行う場合には連絡を密にするようにし、危険なポイントやその対策について全員で共有する事も大切です。 |
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急な仕事の場合においても雨の日はチェーンソーを使用しないのが鉄則です。 雨天においてはチェーンソーを始めとする道具や用品類のメンテナンスをするようにして天気の良い日に万全の状態で作業に望めるよう準備しましょう。 各部品の点検や消耗品の交換、ソーチェンの目立てなど、意外に時間がかかりますので今後の作業の事、チェーンソーの長持ちの為にもメンテナンスをしっかりと行なってください。 雨に濡れて壊れてしまった場合は修理や買い替えが必要となりそれだけ余計なお金がかかってしまいます。チェーンソーは大変高価な機械になりますので大切に扱うように心がけてください。ケガについても同様で一瞬のミスが命取りとなり、一生障害が残ってしまう場合もあります。 個人で作業を行う方は日程については多少幅を持つ事が出来ると思いますが、お仕事でチェンソーを使用される方は工期に余裕を持つなど雨天を想定した日程の段取りを行うようにしましょう。 そして万が一雨に濡れてしまった場合はすぐにメンテナンスを行うようにしてください。自身で整備する技術がないという方は信頼出来るお店に持ち込み見てもらう事をお勧めします。 放っておくと機械の寿命を縮める事となり買い替えのサイクルが短くなってしまいますので注意してください。 |
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