どれだけ高性能な機種や高額な機種であったとしても使用する上で必ず注意を払う必要がある現象の1つとして、キックバックがあります。 キックバックとは、作業中に意図せずチェーンソーが作業者向きに急激に跳ね上がる現象で、死亡事故につながる可能性も高い非常に危険な現象です。 チェーンソーを使用する上で最も危険な現象の一つであるため、チェンソーを使用する際には必ずキックバックの意味と発生しやすい状況を理解した上で使用する必要があり、製品に付属している注意書きや取扱説明書などのキックバックについての記載をしっかりと熟読しておきましょう。 キックバックが最も発生しやすい状況は、主にガイドバー先端の上1/4部分に木材等が接触する事です。 また、ガイドバー先端から木材に切り込んで行く使い方や、ガイドバーの背(上側)で切断する使い方、木材、樹木の切削時にガイドバーが挟まれた際などにも発生します。 高性能な製品ほど高い排気量や駆動力を持つため大抵の物体を容易に切断することができる反面、キックバック発生時の反力も大きくなり危険度も高くなります。キックバック現象に対してはより繊細な注意を払いましょう。 |
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前述のとおり、チェーンソーを使用する上で最も注意しなくてはならない現象の一つがキックバックです。 キックバック自体は極力発生しないように心がけることでその発生率自体を抑えることはできますが、気を抜けば上級者でも意図せず発生させてしまう現象でもある為、常に細心の注意を払う必要があります。 実際にキックバックが発生した場合、各種防護用品やチェンソー本体の安全機能なので負傷には至らなかった例も数多くありますが、顔に向けて跳ね返ってくるチェンソーを反射的に手で払おうとして指を切断したり、最悪の場合は死亡事故につながる事もあります。 また、近年流行のチェンソーカービング(チェンソーアート)などのチェーンソーによる彫刻でも注意が必要です。 カービングショー等でプロのカービングを見ると、非常に軽やかにチェンソーが扱われているように見えますが、チェンソーを使い慣れたプロカーバーでもキックバックにより怪我をする場合もあります。 一度発生してしまえば作業者のコントロールが失われてしまうキックバックはそれほど恐ろしい現象なのです。 キックバックに対しては起こった後の対処方法を考えるより、キックバックが発生しても安全を確保できるような準備と、そもそもキックバックを起こさないようにする注意が最も重要です。 |
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では、実際にチェーンソーを使用する上で発生しやすい危険な現象であるキックバックによる事故を防ぐためには、どのような対策を行っておく必要があるのでしょう。 まず最も重要なのが、日頃からしっかりとチェーンソーのメンテナンスや点検を行っておくという点です。キックバック発生時に作業者を守るチェンブレーキをしっかりメンテナンスして、正常に作動している事を点検しましょう。 また、実際の使用時の扱い方に注意を払うことでも、キックバックの発生を防ぐことが可能です。 実はガイドバーの先端上部は別名、キックバック危険域やキックバックポイントなどと言い、この部分だけで物を切断したりしようとして力を加えると、物体から伝わる反発力によってガイドバーが跳ね上げられてしまい、キックバックの大きな発生原因となってしまいます。 このため、実際に作業する際には、ガイドバーの極先端部だけで使用して切断したりせず、ガイドバー全体を使って切断するよう等、正しい使用法を心がけることで、キックバックを防ぐことができます。 また、剪定などの軽作業であればキックバックポイントが通常よりも大幅に小さくなるチェンソーアート用の「カービングバー」の使用もキックバック抑制には効果的なので、作業に応じて使用してみるのも良いかもしれません。 |
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キックバックが発生し難いカービングバー0はこちら! 先端が細く、細かな作業に向いています! 入り組んだ場所での剪定作業などにもおすすめです! |