エンジン式のチェーンソーと電動式のチェンソーの差は機動性と価格に見られます。エンジン式チェーンソーの場合、コードレスであるため作業場所に制限がなく延長コードや電源を用意する必要もありません。パワーも十分であり太い枝などの伐採に大いに役立ちます。 一方、電動式チェンソーは低価格であることが多く入手しやすいのが特徴です。安全性も高く電気ブレーキ付きのタイプであれば、思わぬケガを防ぐことができる場合もあります。ただし電源を確保しなくては使用することができませんし、延長コードを多用したのでは電圧の降下が起きてしまい、十分に機能を発揮させることができなくなってしまいます。充電式のものもありますが、途中で電池の残量が途切れてしまったのでは作業効率が悪いですし、充電するまでの時間も確保しなくてはなりません。 エンジン式のチェーンソーはエアクリーナーなど各種フィルター類をはじめ、各主要部品のメンテナンスは不可欠ですが慣れてしまえば問題ありません。自宅で使用する程度であれば頻繁に消耗品を交換することはなく、専用のオイルなどが全てセット品になっているチェンソーを購入すれば安心して使用が可能です。 |
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エンジン式のチェーンソーは電動式チェンソーと比べて発生する音が大きいのが特徴です。市販されているチェーンソーの騒音等の測定値によると、多くのメーカーのチェーンソーが90デシベルから100デシベルの音が発生するとされています。 90デシベルというのはイヌが人間の正面で吠えた時や、機械が音をたてて稼働している騒がしい工場内もしくはカラオケボックスの中央の座席に座った時ほどの音のことです。100デシベルに達すれば、人間がガード下にいて電車が上を通過するときの音をイメージすると分かりやすく、自動車のクラクションが聞こえてくるのも100デシベルほどですので、驚いてしまうほど大きな音ということになります。 チェンソーを稼働させた際の負荷時騒音については、さらに音の大きさがアップして110デシベルに達することもあります。110デシベルというのは自動車のクラクションを目の前で鳴らされたり、近くをヘリコプターが通過したりする時ほどの音になりますので、住宅街でエンジン式のチェンソーを使用すると迷惑をかけてしまう可能性があります。作業者の耳に届く音圧のレベルも100デシベルほどになりますので、耳栓やヘッドフォンなど耳をカバーするものが必要になるケースもあります。 |
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森林や山奥などの郊外においてチェーンソーを使用するのであれば機動性やパワー面から考えてもエンジン式のチェーンソーを選択しますが、チェンソーの扱いが初心者であり頻繁に使うわけでもなく、日曜大工や庭の樹木の伐採に使用する程度であれば、電動式チェンソーの方がおすすめです。 自宅で使用するのであれば、部屋の中に設置されている電源や庭の片隅に取り付けられている電源にプラグを差し込めば良いので、延長コードが不要ですし、ましてや発電機も用意する必要はありません。 庭の樹木の剪定など一年の中で期間が限られたものや、短時間の作業をするのであれば隣近所の方も多少は我慢してくれるでしょうが、日曜大工が趣味となり毎週末チェーンソーを使用して作業をするのであれば、騒音問題を気にしなくてはなりません。 エンジン式の方がパワフルなので作業に手慣れてくると使いたくなるものですが、自宅で使用するのであれば電動式チェンソーを選ぶことで隣近所や家族のことをあまり気にすることなく、大いに作業へ没頭することができます。メンテナンスについても電動式であれば比較的簡単に済みますし、危険性も少ないので子どもがいる家庭であっても、管理をきちんとしていれば問題ありません。 |
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