チェーンソー(チェンソー)や削岩機、電動ハンマーなどの機械は、使用中に大きな振動が継続して体に伝わります。これらの機械を使って長期間作業をしていると、振動による障害が起こることがあるため、注意が必要です。振動障害は、振動によって血管を流れる血液の巡りが悪くなることによって引き起こされます。振動によって手足の血管が収縮してしまい、血液の流れが悪くなるのです。 こうした症状の発現を抑えるため、チェーンソー(チェンソー)で作業をするときは、定期的に休憩を取るようにしてください。振動障害の発症を抑えるために、厚生労働省ではガイドラインを発表しています。それによると、1回の連続操作時間は最大で10分までにすることが求められています。切断に10分以上かかる大きな木の場合には、10分が経過した時点で一旦作業を中断するようにしてください。中断する時間の目安は、操作していた時間と同じ時間です。10分作業したのであれば、10分間の中断を入れるようにしてください。 また、一日の操作時間は、最大でも2時間とするように定められています。チェーンソー(チェンソー)で行う作業以外の仕事を上手く混ぜながら、作業を進めるようにしてください。また、「周波数補正振動加速度実効値の3軸合成値」から計算される操作時間上限というものもあります。それによって、一日の操作時間は2時間より短くなる場合もあります。詳しくは取扱説明書などで確認するようにしてください。 |
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白蝋病というのは、チェーンソー(チェンソー)などが生じる強い振動を、長時間受け続けることによって発症する可能性がある障害です。それらの機械で長時間連続して作業していると、振動によって手足の血管が収縮し、血の気が引いたように手足の色が白くなることがあります。その見た目がロウソクの蝋のようであるために、白蝋病と呼ばれています。 白蝋病は、労働基準法によって業務上疾病に定められています。業務中のチェーンソー(チェンソー)作業が原因で白蝋病になった場合には、業務上の疾病として扱われます。白蝋病になってしまった場合、治療法は対処療法が中心となります。根本的治療法が確立されていないため、発症後に治療するのではなく、白蝋病にならないために事前の対策をすることがとても大切です。 白蝋病にならないようにするためには、チェーンソー(チェンソー)で作業をする時間が長くなり過ぎないように配慮をしたり、作業時の装備などをしっかりとするといった対策を行うことが大切です。製品の説明書には、作業をする時間の目安や、どのような装備で作業をすれば良いかについて詳しく記載されています。これらの説明をよく読み、白蝋病を発症しないよう気を付けて作業してください。 |
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チェーンソー(チェンソー)で作業をする以上は、振動を完全に避けることは出来ません。そのため、振動が原因となって発症する、白蝋病などの障害について考える必要があります。しかし、きちんと振動対策をした上で作業をすれば、振動障害になるリスクを下げることが出来ます。事前に振動障害についてよく理解を深めてから、作業を始めるようにしてください。 作業時の装備の面で気を付けることとしては、防振手袋を着用することが挙げられます。防振手袋を着用することで、手に伝わる振動を減らす効果が期待できます。素手で作業するのはもってのほかですが、軍手などで代用しないで、ちゃんとした防振手袋を装備するようにしてください。振動障害は血流が悪くなることによって引き起こされるため、指先を寒さによる冷えから守るという意味でも、防振手袋の着用は効果的です。 また、振動を少なくするように配慮して作られているチェーンソー(チェンソー)も販売されています。これらの製品では、ゴム製のパーツなどを使って、手に伝わる振動を少なくする配慮がなされています。チェーンソー(チェンソー)を新たに購入する場合には、そういった製品を意識して選ぶことで、振動障害になるリスクを低減させることが可能です。 |
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